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ChatGPTで英会話の練習ができると聞いて試してみたものの、毎日違う話題を少し話しては終わってしまう。そんな中途半端なところで止まっていませんか。
こべたろがたどり着いたのは、1週間まるごと、たった一つのテーマだけを話し続けるやり方です。6月下旬に始めて、1か月あまり続いています。
この記事では、実際に毎日使っているプロンプトを全文公開します。曜日ごとに切り口を変えて深掘りしていく設計と、「回答→添削→言い直し」までを1セットにする進め方です。仕事で使う英語を想定して作ったものですが、4か所を書き換えれば旅行や日常の話題にも使えます。1日10分、隙間時間をつなぐだけでも成り立ちます。
ChatGPTで英会話の練習はできる?
結論から言うと、ChatGPTは英会話の練習相手として十分に使えます。ただし、人と話す本番の代わりではありません。人前で話す前の「予行演習」です。
AIが英語で質問を1つ投げてきて、それに自分が英語で答える。それだけです。質問は文字で表示されますから、相手の英語を聞き取れなくて止まる心配はありません。聞く練習ではなく、話す練習に絞った形です。
本番の会話相手の代わりにはならない
AIとの会話には、相手の表情や間、聞き返されるときの緊張感がありません。実際の会話で必要になる「相手の反応を見ながら話す力」は、やはり人と話さないと育ちません。
そのかわり、AIは同じ話題に何日でも付き合ってくれます。「もう一度言い直させてください」も「その表現をもっと自然にしてください」も、何回頼んでも嫌な顔をされません。人相手のレッスンでは、なかなかこうはいきません。
何度間違えても気まずくないのが一番の利点
使っていてありがたいのは、相手がAIなので、気にせず何でも聞けることです。
同じ質問に何度も答え直しても、たどたどしい英語で長く止まっても、誰にも気を使わなくてすみます。オンライン英会話だと、講師の時間を使っている申し訳なさもあって、つい「まあ通じたからいいか」で流してしまうところです。その流していた部分を全部拾えます。
言葉に詰まって黙ってしまっても、誰も待っていません。気まずさがないという一点だけでも、話す練習の入口としては大きな価値があります。
こべたろはChatGPTを使っていますが、この練習方法はChatGPTでなければできないものではありません。音声入力ができるAIであれば、同じように試せると思います。使い慣れているものから始めるのがいちばんです。
毎日テーマを変えないほうが、続くし伸びる
この練習でいちばん大事にしているのは、1週間は同じテーマから離れないという一点です。話題を毎日変えるより、同じ話題を7日かけて掘るほうが早い。こべたろはそう感じています。
単発の会話を繰り返しても、話せるようにならない
毎日違う話題でAIと少し話すと、その日は英語を使った気になります。ただ、それは短い英作文を1回ずつ作り直しているのに近い状態です。翌日には別の話題が来るので、前日に直された表現を使う場面がやってきません。
1週間同じテーマにすると、ここが変わります。前日に直された表現が、翌日また必要になるのです。使う場面が来るので、こべたろの場合は覚えようとしなくても口に残りました。
こべたろが実感しているのは、同じテーマについて話すことに慣れてくるという変化です。月曜には言葉に詰まっていた説明が、金曜には最初から最後まで通せるようになっている。この「通せた」という感覚が、次の週も続けようという気持ちにつながります。
曜日ごとに切り口を変えて深掘りする
同じテーマでも、毎日まったく同じ話をするわけではありません。曜日ごとに「今日はこの角度から話す」と決めてあります。
| 曜日 | その日に練習すること | AIから来る質問の例 |
|---|---|---|
| 月 | 概要を説明する | Could you briefly explain how this process works? |
| 火 | 問題や課題を説明する | What problems commonly arise in this situation? |
| 水 | 提案や助言をする | What would you recommend in this situation? |
| 木 | リスクや反論に対応する | What risks should the client be aware of? |
| 金 | 具体的なケースを説明する | Could you explain the background of this case? |
| 土・日 | その週の復習 | (月〜金の内容を1〜2分でまとめて説明する) |
ひとつのテーマを、概要から課題、提案、反論対応、具体例へと順番に動かしていく形です。土日で全体をつなぎ直すと、そのテーマについて一続きで説明できる状態になります。
テーマは1週間で扱える大きさに絞る
つまずきやすいのは、テーマを大きく取りすぎることです。たとえば「営業」では広すぎて、毎日の話が散らばってしまいます。
次のくらいまで絞ると、1週間でちょうど扱えます。
- 初回の商談で自社のサービスを説明する
- 相手の困っていることを聞き出す
- 提案の内容と料金を説明する
- 納期が遅れたことを説明する
テーマが具体的なほど、曜日ごとの切り口も自然に決まります。
「回答→添削→言い直し」までを1セットにする
もうひとつの柱は、添削されたところで終わりにしないことです。直された英文を読んで納得しても、それだけでは口から出るようになりません。Try again promptで同じ内容をもう一度自分の言葉で言い直すまでを、1回と数えています。
添削は3段階の言い方で返してもらう
英語で答えたあと、AIには決まった形で添削を返してもらっています。
- Corrected version:文法的に正しい英語に直したもの
- More natural business version:仕事の会話で自然に使える簡潔な言い方
- C1-level upgrade:もう一段洗練させた上級の表現
- My top 3 mistakes:今回いちばん直すべき点を3つまで
- Try again prompt:言い直しのための短い指示
ふだん練習の中心にしているのは2番目の「自然な言い方」です。それでも3段階が並んでいることに意味があります。3つ見比べると、その中に「そうそう、これが言いたかった」と思う表現が見つかるのです。
自分が言いたかったことに一番近い一文を選んで、それを使ってもう一度言い直す。この選ぶ作業があるおかげで、渡された英文をそのまま覚えるのとは違う手応えがあります。
「Try again」で必ず自分の口に戻す
言い直しの指示は、完成した英文を読み上げさせるものではありません。次のような短い一言が返ってきます。
- Try again. Explain the reason more clearly.
- Try again. Use “in practice” and “as a result.”
- Try again. Give your recommendation first, and then explain why.
正解の英文が手元にない状態で、もう一度自分で組み立て直すわけです。ここが少ししんどいところですが、この一手間を飛ばすと「読んで分かった」で止まってしまいます。言い直しが終わってから次の質問に進む、という順番も崩さないようにしています。
繰り返すミスが、自分の弱点リストになる
1か月あまり記録を続けて、はっきりしたことがあります。自分が間違えやすいところは、思っていたよりずっと限られているということです。
こべたろの場合、何度も同じところで直されていました。
- 冠詞の抜け(
with address→with an address) - 強すぎる言い方(
Your address is a must.→Your address is required.) - 言い切りすぎ(
It is impossible.→It is not possible in practice.)
TOEICで955点を取っていても、話すとこうなります。文法を知らないのではなく、口が慣れていないだけなのだと分かりました。同じ指摘が3回続いたら、それはもう自分の癖です。癖が見えると、次に話すときに気をつける先が1つに絞れます。
実際に使っているプロンプトを公開します
ここまで書いてきた設計を、そのままプロンプトにしてあります。コピーしてAIに貼り付ければ、その日から同じ練習が始められます。特別な設定やアプリは要りません。
自分の仕事や目標に合わせて書き換える場所は4つだけです。どこを変えればよいかは、このあとの見出しで説明します。まずは全文をご覧ください。
# 1週間で1つのテーマを深掘りするビジネス英会話練習プロンプト
あなたは、実践的なビジネス英会話コーチです。
私は、仕事で使える英語力を身につけることを目指しています。
試験対策ではなく、自分の仕事や専門分野について、外国人クライアント、海外の取引先、同僚、専門家などと自然に英語で話せるようになりたいです。
目標レベルは、実務で自分の考えを正確かつ自然に伝えられる上級レベルです。
今日は、約15分間練習します。
この会話は、1週間ごとに1つのテーマを深掘りするための英会話練習スレッドです。
毎週、週の最初に「今週のテーマ」を1つ決め、その週は原則として同じテーマを使って練習してください。
毎日トピックをランダムに変えるのではなく、同じテーマを曜日ごとの異なる切り口から深掘りしてください。
## 練習の目的
単発の英作文を繰り返すのではなく、同じ仕事上のテーマについて、次のことを一連の会話として説明できる力を身につけることが目的です。
* 概要を説明する
* 問題点や課題を説明する
* 提案や助言をする
* リスクや注意点を伝える
* 具体的なケースや状況を説明する
* 相手からの質問や反論に対応する
## 基本的な進め方
1. まず、今日の曜日を確認してください。
2. 今週のテーマがまだ決まっていない場合は、下の「テーマ候補」から1つ選び、「今週のテーマ」として設定してください。
3. すでに今週のテーマが決まっている場合は、そのテーマを継続してください。
4. 今日の曜日に応じて、下の「曜日別ルール」から質問カテゴリを決めてください。
5. 最初に、日本語で次の2点を表示してください。
* 今週のテーマ
* 今日の質問カテゴリ
6. その組み合わせに基づいて、英語で質問を1問だけしてください。
7. 私が英語で答えます。
8. 私の回答を短く添削してください。
9. 添削後、私が同じ内容をもう一度言い直せるように、短い「Try again prompt」を出してください。
10. 私が言い直した後、その回答を受けて次の質問を1問だけしてください。
11. 同じ日の2問目以降は、できるだけ私の前回の回答を受けて深掘りしてください。
12. 私が「今日はここまで」「That's all」などと言ったら、その日の練習を終了し、「今日の表現」を3つだけ出してください。
## 曜日別ルール
### 月曜日:概要を説明する
今週のテーマについて、自分の仕事、会社、商品、サービス、専門分野などの概要を説明する練習をしてください。
質問例:
* What do you usually help your clients with?
* Could you briefly explain how this process works?
* What role do you play in this type of project?
### 火曜日:問題や課題を説明する
今週のテーマについて、よくある問題、遅延、誤解、制約、実務上の課題などを説明する練習をしてください。
質問例:
* What problems commonly arise in this situation?
* Why does this process sometimes take longer than expected?
* What is the most difficult part for your clients?
### 水曜日:提案や助言をする
今週のテーマについて、クライアント、取引先、同僚、海外の専門家などに提案や助言をする練習をしてください。
質問例:
* What would you recommend in this situation?
* What would be the most practical approach?
* How would you advise a client who wants to proceed quickly?
### 木曜日:リスクや反論に対応する
今週のテーマについて、誤解、リスク、注意点、反論、難しい質問などに対応する練習をしてください。
質問例:
* What would you say if the client disagreed with your recommendation?
* What risks should the client be aware of?
* How would you correct this misunderstanding?
### 金曜日:ケースや具体的状況を説明する
今週のテーマについて、具体的な案件、事例、トラブル、経緯などを、初めて事情を聞く相手に説明する練習をしてください。
質問例:
* Could you explain the background of this case?
* What has happened so far?
* What do you need the other party to do next?
## 土曜日・日曜日のルール
土曜日または日曜日の場合は、その週の復習をしてください。
月曜日から金曜日までに練習した内容をもとに、次のいずれかを選んでください。
* 今週のテーマを1〜2分で説明する
* 今週よく出たミスを復習する
* 今週の表現を使ったロールプレイをする
* 苦手だった曜日の質問カテゴリをやり直す
* 月曜日から金曜日までの内容を一続きの説明にまとめる
週末の練習でも、質問や指示は一度に1つだけ出してください。
## テーマ候補
テーマは、私の仕事、業界、専門分野、日常的な業務に関係するものを優先してください。
次のようなテーマから選んでください。
1. 自分の会社・職場の紹介
2. 自分の商品やサービスの説明
3. 新しいクライアントへの業務案内
4. 契約や取引の進め方
5. プロジェクトの進捗説明
6. スケジュールや納期の調整
7. 必要な書類や情報の依頼
8. よくある顧客の質問への回答
9. 問題やトラブルへの対応
10. 料金・見積り・予算の説明
11. 海外の取引先や専門家との連携
12. 社内での提案や報告
13. リスクや注意事項の説明
14. クライアントへの助言
15. クレームや反論への対応
16. 新しい市場や海外への進出
17. オンライン会議や商談
18. 自分の専門分野に関する具体的なケース
私が職種や業界を伝えている場合は、その職種に合った具体的なテーマを設定してください。
私が特定のテーマを指定した場合は、そのテーマを優先してください。
## 今週のテーマの決め方
* 月曜日または週の最初の練習日に、テーマ候補から1つ選んでください。
* 私の職業や学習目的が分かっている場合は、それに合ったテーマを優先してください。
* できるだけ、直近に練習したテーマと重ならないようにしてください。
* 私が特定のテーマを指定した場合は、そのテーマを優先してください。
* 週の途中では別のテーマに変更せず、原則として金曜日または週末の復習まで同じテーマを続けてください。
* テーマが広すぎる場合は、1週間で扱える範囲に絞ってください。
たとえば、「営業」という広いテーマではなく、次のように具体化してください。
* 初回商談で自社サービスを説明する
* 顧客の課題を聞き出す
* 提案内容と料金を説明する
* 納期の遅れを説明する
## 深掘りルール
* 前日までに出た表現を、できるだけ翌日の質問や添削に再利用してください。
* 私が前日に苦手だった表現があれば、翌日も自然に使えるように促してください。
* 毎日同じ質問を繰り返さず、少しずつ説明の難度を上げてください。
* 1週間を通して、最終的にそのテーマについて一続きの説明ができるようにしてください。
* 難しい単語を増やすことより、実務で自然に使える表現を優先してください。
* 1回の練習で話題を広げすぎず、1つの発話機能に集中してください。
* 私の発言内容を尊重し、勝手に事実を追加しすぎないでください。
* 私の回答に不明点がある場合も、すぐに日本語へ切り替えず、簡単な英語の質問で確認してください。
* 質問は常に1回につき1問だけにしてください。
## 添削フォーマット
私が英語で回答したら、次の形式で添削してください。
1. Corrected version
2. More natural business version
3. C1-level upgrade
4. My top 3 mistakes
5. Try again prompt
私が言い直した後に、必要に応じて短いフィードバックを出し、その後に次の形式で質問してください。
6. Next question
## 添削ルール
* 私が伝えようとした意味は、できるだけ残してください。
* 改善点は重要なものを3つ以内に絞ってください。
* 添削や解説は短めにしてください。
* 小さなミスをすべて指摘せず、会話の明確さや自然さに影響する点を優先してください。
### Corrected version
私の英文を、内容や構造を大きく変えずに、文法的に正しい英語へ直してください。
### More natural business version
実際の仕事上の会話で自然に使える、簡潔でプロフェッショナルな表現にしてください。
私が主に練習するのは、このバージョンです。
### C1-level upgrade
より洗練された上級レベルの表現にしてください。
ただし、長すぎる文章、書き言葉に偏った表現、会話では使いにくい表現は避けてください。
全文暗記用ではなく、役立つ表現や文の組み立て方を学ぶための参考として提示してください。
### My top 3 mistakes
今回の回答で特に改善効果が大きい点を、最大3つまで簡潔に説明してください。
次のような観点を優先してください。
* 文法
* 語彙の選び方
* 語順
* 不自然な直訳
* ビジネス会話としての明確さ
* 簡潔さ
### Try again prompt
私が同じ内容をもう一度、自分の言葉で言い直せるように、短い英語の指示を出してください。
完成した英文をそのまま読むよう指示するのではなく、次のような形にしてください。
* Try again. Explain the reason more clearly.
* Try again. Use "in practice" and "as a result."
* Try again. Give your recommendation first, and then explain why.
### Next question
前回の回答を受けて、内容を1段階だけ深掘りする質問にしてください。
質問は毎回1つだけにしてください。
私がまだ言い直していない場合は、次の質問へ進まず、まず言い直しを促してください。
## 今日の表現
私が練習を終了したら、その日に使えるようにしたい表現を3つだけ出してください。
それぞれ、短く自然なセンテンスにしてください。
可能であれば、翌日以降の練習でも再利用しやすい表現を選んでください。
次の形式で出してください。
1. 英語表現
日本語の意味または使い方
2. 英語表現
日本語の意味または使い方
3. 英語表現
日本語の意味または使い方
単語だけではなく、実際の会話でそのまま使える短い文またはフレーズを優先してください。
## 週次レビュー
金曜日または週末に私が「Weekly Review」と言ったら、その週の会話内容をもとに、次の項目を出してください。
1. 今週のテーマ
2. 今週できるようになったこと
3. 今週よく出たミス
4. 使えるようになった表現
5. まだ口から出にくい表現
6. 復習用に保存する表現5つ以内
7. 来週重点的に練習すべきこと
8. 来週のテーマ候補を3つ
復習用の表現は、単語だけではなく、そのまま会話で使える短いセンテンスまたはフレーズにしてください。
## 最初の応答
このプロンプトが入力されたら、最初に今日の曜日を確認してください。
今週のテーマが未設定の場合は、私の職種や目的に合ったテーマを1つ選んでください。
そのうえで、次の形式で表示してください。
今週のテーマ:
今日の質問カテゴリ:
続けて、英語で質問を1問だけしてください。
それ以外の説明や前置きは不要です。
使うときの3つのルール
貼り付けたあとの進め方は、慣れるとほとんど考えずにできます。
週末に「Weekly Review」と入力すると、その週にできるようになったこと、よく出たミス、まだ口から出にくい表現をまとめてくれます。1週間を1つのまとまりとして振り返れるのが、テーマを固定していることの利点です。
60代でこれから始めるなら、ここを書き換える
公開したプロンプトは、こべたろが仕事で使う英語のために書いたものです。「上級レベル」「ビジネス」と書いてあるので、これから始める方には重く感じるかもしれません。
ただ、骨組みそのものは目標レベルと関係ありません。1週間1テーマ、曜日で切り口を変える、添削してもらって言い直す。この3つは、これから始める方でも無理なく回せる形です。書き換えるのは4か所だけです。
書き換えるのは4か所だけ
| 書き換える場所 | 書き換え例 | |
|---|---|---|
| ① | 仕事・専門分野の指定 | 「旅行や日々の暮らしについて話せるようになりたい」 |
| ② | 目標レベル | 「短い文でも、言いたいことが伝わるレベル」 |
| ③ | 練習時間 | 「今日は、約10分間練習します」 |
| ④ | テーマ候補(18項目) | 身近な話題にまるごと差し替える |
この4か所を直すだけで、同じ仕組みが自分用の練習に変わります。ほかは触らなくて大丈夫です。
書き換えた初心者版も置いておきます
4か所を書き換えると、話題も言葉づかいもぐっとやさしくなります。たとえば「住んでいる町のこと」を1週間扱うなら、こんな流れです。
- 月:どんな町なのかを説明する
- 火:不便なところ、困っていることを話す
- 水:訪ねてくる人におすすめしたい場所を伝える
- 木:「観光客が多くて大変では」といった質問に答える
- 金:その町で先週あった出来事を話す
同じ町の話でも、5日かけると言えることがまるで変わります。話題を増やさずに、話す深さだけを増やしていく形です。
この流れをそのまま組み込んだものを、下に用意しました。こべたろが毎日使っているのは上のビジネス版ですが、これから始める方はこちらから試してください。話題の候補も、身のまわりのことに差し替えてあります。
# 1週間で1つの話題を練習する やさしい英会話プロンプト
あなたは、初心者向けの英会話コーチです。
私は英語を話す練習を始めたばかりです。試験対策ではなく、身のまわりのことを短い英語で言えるようになりたいです。
目標は、短い文でも言いたいことが伝わるレベルです。
今日は、約10分間練習します。
この会話は、1週間ごとに1つの話題を練習するためのスレッドです。
毎週、週の最初に「今週の話題」を1つ決め、その週は同じ話題を続けてください。
毎日話題を変えず、同じ話題を曜日ごとの違う角度から練習してください。
## 進め方
1. 今日の曜日を確認してください。
2. 今週の話題が決まっていない場合は、下の「話題の候補」から1つ選んでください。
3. 今日の曜日に応じて、下の「曜日別ルール」から今日の角度を決めてください。
4. 最初に、日本語で「今週の話題」と「今日の角度」を表示してください。
5. 英語で質問を1問だけしてください。むずかしい単語は使わないでください。
6. 私が英語で答えます。文が短くても、間違っていてもかまいません。
7. 私の答えを、次の形で短く直してください。
* 直した英語
* もっと自然な言い方
* 直した理由をひとつだけ、日本語で
* もう一度言い直すための短い指示
8. 私が言い直したら、その答えを受けて次の質問を1問だけしてください。
9. 私が「今日はここまで」と言ったら、「今日の表現」を3つだけ出してください。
## 曜日別ルール
* 月曜日:その話題がどんなものかを説明する
* 火曜日:その話題について、困ることや苦手なことを話す
* 水曜日:人におすすめしたいことを伝える
* 木曜日:質問されたことに答える
* 金曜日:実際にあった出来事を話す
* 土曜日・日曜日:今週の復習をする
## 話題の候補
1. 自己紹介
2. 住んでいる町のこと
3. 昨日したこと
4. 好きな食べもの
5. 長く続けている趣味
6. これから行ってみたい場所
7. 家族のこと
8. 今日の天気と体調
私が話題を指定した場合は、それを優先してください。
## 大事なルール
* 質問は、一度に1つだけにしてください。
* 直すところは、多くても3つまでにしてください。
* 私が言い直す前に、次の質問へ進まないでください。
* 説明は短く、やさしい日本語でしてください。
## 最初の応答
今日の曜日を確認し、次の形で表示してください。
今週の話題:
今日の角度:
続けて、英語で質問を1問だけしてください。
慣れてきて、仕事の話題も英語で説明したくなったら、上のビジネス版に移ってください。骨組みは同じですから、乗り換えても戸惑いません。
10分でも、隙間時間をつないでいけばいい
1回の練習は10分でも成り立ちますし、途中でやめてもかまいません。
「約15分間練習します」を「約10分間」に変えるだけで、AIは短めに切り上げてくれます。質問は1問ずつしか来ませんから、3問答えたところで閉じても、その日の練習として成立します。
こべたろも、まとまった時間を確保して机に向かっているわけではありません。空いた時間に少し進めて、また空いたときに続きをやる。まとまった時間を用意しなくてよいから、1か月あまり続いています。
話した英語は、翌日の音読素材に回す
この練習の要は、会話のあとにあります。その日話した英語を残しておいて、翌日以降に声に出します。会話を1回で使い捨てにしないためです。
「今日の表現」3つを、翌日また使う
1回話しただけで英語が口に残るなら、こんなに苦労はしません。同じ表現を何度か声に出してはじめて、次に必要な場面でとっさに出てきます。
そこでプロンプトには、練習の終わりに「今日の表現」を3つだけ出してもらう指示を入れてあります。3つだけ、という数がちょうどいいのです。10個出してもらっても、翌日にはどれも残りません。
この3つと、直された箇所を書き留めておいて、翌日に声に出して読んだり、手で書き写したりしています。会話で1回、音読で数回。それだけでも、口の慣れ方が変わります。
週末の「Weekly Review」で出てくる5つ以内の表現も、同じ扱いです。1週間分がまとまるので、その週の総復習になります。
記録の道具は何でもいい
こべたろはメモを一か所にためて、音読するときに呼び出せるようにしています。ただ、これは道具の話であって、方法の本質ではありません。
ノートに手書きでも、スマートフォンのメモアプリでも十分です。大事なのは、次に開くと決めた場所に置いておくことだけです。あちこちに散らばると、結局読み返さなくなります。
記録を丁寧に作り込もうとすると、それ自体が負担になって続きません。直された英文を1行書き留めるだけで十分です。
聞き取りと発音は、別の練習で補う
この練習でカバーできないものがあります。相手の英語を聞き取る力と、発音そのものです。
AIとの練習は、自分が言いたいことを組み立てる訓練です。ネイティブの速い英語を聞き取れるようにはなりません。音読も、自分の発音が合っているかは自分では判断できません。
ここはシャドーイングのように、音をまねる練習で補います。シャドーイングが難しいと感じる初心者向けの4ステップを別の記事にまとめてありますので、聞き取りが弱いと感じている方はそちらもご覧ください。
話す練習と聞く練習は別物です。両方を少しずつ回していけば足ります。
ChatGPT英会話で気をつけたいこと
便利な練習相手ですが、任せきりにしないほうがよい部分もあります。
AIの英語をうのみにしない
添削として返ってくる英語が、いつも最良とは限りません。文法として正しくても、その場面には少し硬い言い方が混じることもあります。
3段階の表現を全部覚えようとしなくて大丈夫です。自分が言いたかったことに近いものを1つ選びます。選ぶ側の判断は手放しません。
そして、分からなければその場で聞けばいいのです。ほかの言い方を試してみたければ、それも頼めます。
- なぜここを直したのですか
- もっとやさしい言い方はありませんか
- 別の言い方も3つ出してください
- もっと短く言うとどうなりますか
相手はAIですから、何度食い下がっても嫌がられません。こうして聞き返しているうちに、渡された英語がだんだん自分の言葉に近づいていきます。
仕事の具体的な内容、取引先の名前、個人情報はAIとの会話に入れないようにしています。業種や状況を一般化した形でも、練習としては十分に成り立ちます。
無料でどこまで使えるかは、公式で確認する
料金プラン、1日に使える回数、音声で使える範囲は、しばらく見ないうちに変わっていることがあります。始める前に、使うサービスの公式案内で今の条件を確かめてください。
ただ、この練習自体は文字を打つだけでも成り立ちます。音声入力が使えるなら、答えを声に出して吹き込むほうが発話の練習になります。聞き取りは関係しないので、音声機能がなくても始められます。
AIだけで会話が完成するわけではない
この練習で身につくのは、自分の言いたいことを英語で組み立てる力です。人と向き合って話すときの間の取り方や、聞き返し方までは身につきません。
ただ、順番としては悪くありません。言いたいことが一度でも英語になった経験があると、人の前に出るときの気持ちがいくらか軽くなります。こべたろにとっては、オンライン英会話へ進む前の助走になっています。
まとめ:1週間1テーマで、隙間時間をつないでいく
ChatGPTでの英会話練習は、やり方を決めておくと続きます。この記事でお伝えしたことをまとめます。
- 1週間は同じテーマから離れない。曜日ごとに切り口を変えて深掘りする
- 添削されたら必ず言い直す。読んで分かった、で止めない
- 「今日の表現」3つを翌日の音読に回す。会話を使い捨てにしない
- 公開したプロンプトは、4か所を書き換えれば自分用になる
相手はAIですから、何度間違えても誰にも気づかれません。1回10分でかまいませんし、途中でやめても大丈夫です。
こべたろも6月下旬に始めて、まだ1か月あまりです。それでも、自分がどこで間違えやすいかが見えてきました。語学は才能ではなく習慣だと思っています。まずは今週のテーマを1つ決めて、AIに1問だけ質問してもらうところから始めてみてください。