「TOEICの英語が聞き取れない。」
「TOEICのリスニングパートのスコアは取れているが英語が聞き取れている自信がない。」
こんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
実は私もそうでした。
最初のうちは聞き取れないで勘で解答していて、その後TOEIC対策のノウハウを学んでスコアは取れるようになりましたが、それでも英語が聞き取れているという自信はありませんでした。
TOEICの英語は特別速いわけではないので、このくらいは聞き取れるようになっておきたいものです。
この記事では、直接のTOEIC対策というわけではありませんが、私がやって良かったリスニングを伸ばす方法を解説します。
TOEICの英語が聞き取れない原因
TOEICのスピードに付いていけない
聞き取れない原因の一つはTOEICの英語のスピードに付いていけないというもの。しかし、先程も述べましたが、TOEICの英語は特別速いわけではありません。
- ネイティブの会話 通常160〜200語/分
- TOEICの英語 150〜180語/分
TOEICはネイティブの会話より少し遅いくらいです。実際にはネイティブの会話は、音がつながったり消えたりしているので非ネイティブには慣れていないとかなり聞き取りにくいものがあるので、TOEICの英語は聞き取りやすい方です。
それでも、TOEICの英語のスピードに付いていけないのは、このスピードのリスニングに慣れてないというのが原因です。
きちんと勉強すれば、TOEICの英語はゆっくり聞こえるようになります。
日本語に置き換えないと理解できない
次に考えられる原因が、英語は聞き取れても日本語に直さないと理解できないということです。
TOEICでいちいち日本語に置き換えていては、解答する前に次の問題が始まって、わぁーっ・・・となって集中力が途切れてしまって一気にガタガタと崩れてしまうこともあります。
こうならないためには、英語で聞いたことをそのまま英語で理解できるようになる必要があります。
それができれば最初から困ってはいませんよね。
でも、大丈夫。それもできるようになるんです。
TOEICのリスニングパートが聞き取れるようになるには
TOEICのリスニングパートの得点を伸ばすにはTOEIC用の対策をする。リスニング力を伸ばすには、シャドーイングやディクテーションが効果ある。そのようなことが言われます。
確かにそのような学習に効果があることは否定しません。
でも、それをいつまで続ければ効果が現れるのかってことが見えてきませんよね。英語の学習はこの先もずっと続くので、ずっと続けていくことになるのかもしれません。
それでは先が見えないので、ここでは違う方法を提案しようと思います。
その方法は、カランメソッドです。
カランメソッドについては、他の記事にも書いているのですが、知らない方のために少し説明しますね。
カランメソッドとは
カランメソッドは、英語を母国語としない人のための教授法で、普通に英会話を習うより4倍速く英語を習得できるとされています。
「なんだ英会話か」と思うからもしれませんが、ただの英会話ではありません。
レッスンの進め方は、講師が通常の会話よりも早口で質問をし、それに対して生徒は返答をします。例えば次のような感じ。
「簡単じゃないか。」と思いますか?
返答は「即」「フルセンテンスで」しなければならず、少しでも返答に間が空くと講師が先導して返答を始め、生徒は先生に付いて話すことになります。
英語を聞くこと、英語を口から発することに慣れていないと、即返答することはできないので、結局は講師に付いて話すことになりシャドーイングしているのと同じような状況になります。
それで何の効果があるのか?と疑問に思いますよね。
カランメソッドの効果
カランメソッドはリスニングを苦手とする方にとって、リスニング力をアップさせる効果があります。
私自身、TOEICのリスニングに自信が持てませんでしたが、カランメソッドをStage4に入ったところでTOEICを受験するとリスニングが以前よりかなり楽に感じられました。
その理由は2つあります。
- 早口の英語を聞いているから
- 日本語を介さないで会話をしないといけないから
まず早口の英語を聞いているというのは、カランメソッドでは講師は普通の英会話より早口の英語で質問します。どの程度のスピードかというと、カランメソッドは1分に220〜240語です。冒頭に書いたTOEICのリスニングパートのスピードが150〜180語なので、カランメソッドが約1.5倍ですね。
これだけの早口の英語を日々聞いていると、TOEICの英語が遅く聞こえます。
「鬼の変速リスニング」をやると、「えっ、TOEICってこんなに遅かったの?」と思いますが、カランメソッドを継続することで早口の英語に触れてTOEICの英語が以前より遅く感じられ余裕を持つことができるようになります。
次に日本語を介さないというのは、カランメソッドでは講師の質問に対して「即」返答することが求められます。そのため、質問や返答をいちいち日本語にしている暇はありません。
最初のうちは難しくてなかなかできませんが、カランメソッドに慣れてくると徐々にこれができるようになっていきます。日本語を介さないで英語で理解して英語で返答できるようになるということです。
このように、カランメソッドを続けることで、英語を英語のまま理解し、リスニング力がアップしていきます。結果として、TOEICのリスニングパートの得点アップにもつながります。
カランメソッドの始め方
カランメソッドは、カランメソッド認定校で受講することができます。
私はオンライン英会話のQQEnglishで受講しました。
QQEnglishは講師の質が高く、カランメソッドのスピードの中でレッスンしながらも生徒の細かな言い間違いにも気づいて訂正してくれます。
また、独自のシステムを使って、講師は高速回線のオフィスからレッスンを提供しています。オンライン英会話学校によっては回線が不安定でレッスンが満足に受講できないといったトラブルも起こることもあります。QQEnglishではそのような心配もなく、安定した回線でレッスンを受講することができます。
まとめ
TOEICのリスニングパートが聞き取れない悩みは私も経験しました。
その原因は、主に次の2つ。
- TOEICのスピードに付いていけない
- 英語を日本語に直さないと理解できない
カランメソッドをやってみたところ、私にはリスニング力がアップするという効果がありました。カランメソッドでは、普通より早口の英語を聞くことになること、日本語で考えている時間がないため、レッスンを進めて行くと自然とリスニング力を伸ばすことができます。
TOEICのリスニングパートが伸ばせなくて悩んでいる方は、カランメソッドを試してみてはいかがでしょうか。
生徒:No, It’s not a pen. It’s a pencil.