あの花こと「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の舞台は秩父札所17番定林寺。
今回は、それとは関係なく秩父札所4番金昌寺に行ってきました。
金昌寺は1300を超える石仏群で有名なお寺です。金昌寺に近づくと正面に山門が見えてきます。立派な山門と大きい草鞋が目印です。
車で行く場合、駐車場はこの山門の右手にあります。左に道を曲がって行っても車を置くことができ、駐車スペースは十分確保されています。
そのまま道なりに行くと本堂があります。両脇はずっと石仏。
緑も豊富です。本堂あたりは暑いけど、奥に行くと涼しさも感じられますよ。
本堂前には子育て観音。子どもに母乳を与える母親がとても優しく表現されていますね。
本堂の裏まで石仏がびっしり並んでいます。
途中には、 酒呑み地蔵。この地の名主さんが、お酒の上で失敗したので、「もう酒は呑みません。」と代官の前で誓ったのに由来すると言われていて、この前で禁酒を誓う人もいるだとか。誓いませんでしたけど・・・
他には・・・スケキヨ?
ちょっと頭が大きいような・・・微妙なバランスを保っていたり。
石仏のさまざまな表情を拝めます。きっとそのときどきの気分によって、目に入る石仏も違うんでしょうね。
今日は優しい表情の石仏にたくさん会えました。
奥で見られるこの地層。下の岩と上の岩が明らかに異なりますよね。不整合といわれる地層で、二つの地層の形成の間に大きな時間の隔たりがあったことを物語っているものです。 ちなみにこの下の地層は8500~6500万年前のもので、上のものは1500万年前のものだそうです。
様々な表情を持つ1300を超える石仏が迎えてくれる金昌寺、その日の気持ちによって、見つめてくれる石仏も異なると思います。何度訪れてもいいお寺です。