1月25日は、天満宮の初天神でした。
初天神と聞いて「お初天神」を思い浮かべてしまいましたが、「お」が付いているかどうかで全くの別物です。
「初天神」は天満宮の縁日で、「お初天神」は曽根崎にある露天神社の別名(愛称)です。
天満宮(天神社)
天満宮(天神社)は、菅原道真公をお祀りする神社です。総本社は京都の北野天満宮です。他にも太宰府天満宮や大阪天満宮も有名です。学問の神様として信仰を集めていますね。
菅原道真公は幼少の頃より学問の才能を発揮し、さらに努力も重ね、学者、政治家、文人として活躍しました。没後、「天満大自在天神」という神様の御位を贈られ、「天神さま」と崇められるようになりました。
で、初天神とは
天満宮に祀られている菅原道真公の誕生日が6月25日、亡くなったのが2月25日であることから、毎月25日は、天神さんの日として縁日が開かれます。
その縁日のうちで新年最初の1月25日は初天神として多くの参拝客で賑わいます。
そう、初天神とは、天満宮の1年で最初の縁日のことなんですね。
学問の神様であり、受験シーズンでもあることから、多くの受験生が参拝されるようです。
さらに大阪天満宮では、プロ野球選手による福玉まきもありますね。
大阪天満宮の通り抜け参拝
大阪天満宮ではこの時期だけ、難関通り抜けを祈願して「通り抜け参拝」が行われています。
時期だけではなくて、時間も限定のようです。ちなみに2014年は、1月24日、25日の午後2時から3時でした。
センター試験は終わっていますが、2次試験に向けて通り抜け参拝もいいですね。
おまけ
で、お初天神ですが、お初天神はかつて神社境内で実際にあった心中事件をもとに、近松門左衛門が「曽根崎心中」を書き、そのヒロインが「お初」であることから、その名にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったものです。
お初天神にも大阪天満宮と同じ「菅原道真公」がお祀りされていますが、天神の縁日はないのかな。
落語の「初天神」↓面白いですよ。