社会人になってからの英語の勉強。時間の確保が難しいと思いませんか?
社会人になってから英語を勉強しようとしたり、勉強のやり直しをしようと思ったときに、最初にぶつかる壁は勉強時間の確保ではないでしょうか。
私も「英語を勉強するぞ!」と思いながら時間の確保ができず、気がつけば勉強が続いていなかったことが何度あることか。最初はやる気になって英語の勉強を始めても、英語の学習は短期間で目に見える効果があるわけではありません。加えて、意思が弱いと・・・
でも、続かないのは、今までの英語学習の考え方が間違っていたのかもしれません。
毎日まとまった時間を英語の勉強に充てられればそれに越したことはありません。しかし、もっと大切なことは、毎日1ミリでも前に進むこと。そのためには、すきま時間を上手に利用して英語の勉強を続けることが大切です。
さらに、仕事で必要な英語は人によって違います。だから、あなたが必要とする英語をマスターできるように勉強を計画する方が効率よく英語を学習できます。
この記事では、すきま時間を利用した社会人の英語学習法を説明します。
社会人が英語を仕事で使うのに必要なスキル
社会人にとっては、今や英語は必要なスキルになっています。
経済のグローバル化で外国との取引が普通に行われていて、今まで外国との取引がなかったとしても明日から外国との取引が始まり英語が必要になる可能性もあります。
また、昇進や転職にTOEICなど英語力が問われることは珍しくありません。大学出ても英語をまともに話せない人がほとんどなので、英語ができればそれだけ有利ですし、昇給やより良い職場に転職できる可能性も広がります。
そういう点では、英語学習への投資はコスパが非常に高いのではないでしょうか。
「仕事で英語を使う」と言うと、「難しくてハードルが高い」と思うかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
ビジネスの現場では、お互いに丁寧に分かりやすく伝えようとします。くだけた会話の日常会話より、ビジネス英語はむしろ易しいと言えます。
メールのやりとり(ライティング、リーディング)
英語を使うというと、どうしても「会話」と思いがちです。
しかし、仕事の現場での英語は、会話よりメールの方が圧倒的に多いです。
会話だとその場で何か返答しないといけませんが、メールの場合は考えて返信すれば良いので気持ちにも余裕が持てますね。
ただし、「英語でどう言えば良いのだろう」とか「失礼が無い表現にするにはどう書けばいいのだろう」と迷うことがあります。そんなときのために私は下の本を手元に置いてあります。
これらを参考にして英文でメールを書き、今後も使いそうな表現はスマホからEvernoteにメモしていつでも見ることができるようにしています。スマホを仕事中に触れない場合は、代わりに英語表現を集めたノートを作っておくと良いですよ。
こうして作る英語表現を集めたメモやノートは、空き時間に見返して表現を少しずつ自分の中に定着させていくと、英語の表現の幅が広がりメールを書くスピードも上がります。
英会話(スピーキング、リスニング)
仕事で英語を使うとなれば、もちろん英会話は必要です。
「英会話」となると尻込みしてしまう人もいるかもしれません。
でも大丈夫。
英語が話せないのは、能力がないからではなくて英語を話すことに慣れていないから。これまで英語を口から発する機会がほとんど無かったからどうしても英語が口から出てこないんです。
仕事の現場で、いきなり「英語で交渉してこい」とはなりませんから、英会話も少しずつレベルアップしていけば問題ありません。
そのためには、すきま時間を使って少しずつ英語の表現を覚えていくこともレベルアップにつながります。そのときは、声に出さずに口を動かすだけでもいいので、英語を口に定着させるようにするといいですよ。
また、全く英語が口から出ない場合は、カランメソッドでしばらく訓練するのもオススメです。
4技能をまんべんなく学べる英会話スクール
結局、英語を仕事で使うには「読み」「書き」「聞く」「話す」の4技能が必要です。
これら英語の4技能をまんべんなく伸ばせる英会話スクールはレアジョブです。
レアジョブの「実践ビジネス」は、レベル5まではリスリング、リーディング、スピーキングを強化するようにカリキュラムが組まれていますが、レベル6からはこれにライティングが加わりレベルが上がるにつれて英語の4技能を習得できるように工夫されています。
カリキュラムに従って、じっくりと英語の4技能を伸ばしたい方にはレアジョブ英会話がオススメです。
ただし、レアジョブのレッスンは予約しないといけないので、時間が不規則だったり時間が読めない方には向かないかもしれません。
レアジョブの実践ビジネスコースは5レッスンで1セットなので、週5日はレッスンを受講する時間を確保できないとカリキュラムを順調にこなせないと思います。
したがって、レアジョブの実践ビジネスコースは週5日は時間を確保してレッスンを受講できる方向けです。
コンスタントな時間の確保が難しい場合は、英語の勉強のために隙間時間を確保する必要があります。
社会人が英語を勉強する時間を確保する方法
通勤時間は勉強に最適な時間
机の前に座っていなくても英語の勉強をするには十分な時間は多くあります。
通勤時、電車やバスに乗っているときや並んでいるときなど、これらの時間を有効利用できればより多くの学習時間を確保できます。
耳が使える状態ならば、リスニング系の勉強ができます。もしそれほど混雑していないなら、スマートフォンを持って勉強することもできます。
英語学習用のスマホアプリもたくさん出ていますので、それらを使った勉強もできそうです。
こんな「場所を制限しない」教材を見つけて、それを最大限利用することで、いつでもどこでも英語の勉強をすることができます。
昼食時や休憩時間も勉強時間は生み出せる
「お昼はしっかり休もう」「休憩時間はのんびりしよう」と思ってしまいがちです。
しかし、こういう休憩時間すら勉強時間となります。
スマートフォンがあればアプリで勉強することもできますし、自分だけの英語表現を集めたメモやノートを見返すことで、英語表現の定着を図ることができます。
声を出せる状況であれば、英語の音読などをしても良いと思います。
お風呂はリラックスしながら学習できる場所
お風呂に浸かりながら、今日一日あったことを思い返して、それを英語でどのように言うのか考えてみるだけでも勉強になります。
そして、ここでも言えないことや怪しいことがあれば、風呂から上がって表現をチェックです。
チェックした表現は忘れてしまわないように、Evernoteなどにメモしてすきま時間に見返すことで記憶に定着します。
「言えないものがある」という自覚もあって、記憶に残りやすくなるメリットもあります。
社会人が英語の学習時間を捻出するためには、このように工夫することも大切です。
すきま時間を有効活用できる英語教材
2分あればTOEICの勉強ができる
スマートフォンが使える状況だったら2分のすきま時間でTOEICの勉強ができます。
スタディサプリ ENGLISHという教材はスマートフォンだけでTOEICの勉強ができるように作られています。
スタディサプリEnglishをやってみるまでは「テキストがないとTOEICの勉強は無理でしょ?」と思っていましたが、実際にやってみるとスマートフォンだけで全く問題ありません。
電車の通勤途中や仕事での移動中などスマートフォンが触れればいつでもTOEICの勉強ができます。
シャドーイングのトレーニングも入っているので、リーディングとリスニングだけではなくて英語を口から発するトレーニングもできるようになっています。このあたりもレッスンの中で利用方法の分かりやすい説明があります。
スタディサプリ ENGLISHはTOEICコースと通常の英会話コースがありますが、TOEICコースには英会話コースも含まれているので、TOEICコースの方がオススメです。
30分時間があれば即いつでも英会話
英会話を習うのに英会話スクールに通うのは時間とお金がかかります。一方で、オンライン英会話であれば、好きなときにレッスンが受けられて受講料も格安です。
ですが、上で紹介したレアジョブ英会話は4技能をまんべんなく伸ばせてオススメなのですが、前もってレッスンの予約をしなければなりませんし、1日に受けられるレッスンは1回です。他のオンライン英会話スクールも、レッスンを予約しないといけないのは同じです。
時間が読めない方や不規則な方は、予約制のオンライン英会話スクールは利用しにくいかもしれません。
時間が読めなかったり不規則でそのときにならないと予定が分からないという方でも利用しやすい英会話スクールがネイティブキャンプです。
ネイティブキャンプは予約不要でいつでもすぐにレッスンを始めることができます。すきま時間が30分できれば英会話のレッスンが受けられます。そのうえ、レッスン数に上限がありません。
また、ネイティブキャンプでは英語が口から出てこないときのトレーニングとしてオススメのカランメソッドのレッスンも受講できます。カランメソッドは予約が必要ですが、カランメソッドと通常の英会話を両方受講することも可能です。
すきま時間とまとまった時間で自分だけの英会話を作る
英会話を習うと「この会話のシチュエーションは自分には関係ない」と思うことがあります。
社会人になって仕事で使うために英語の勉強をしていると、自分の仕事で必要な英語を最短でマスターしたいと思うのではないでしょうか?
そんなときにオススメな英会話スクールがベストティーチャー(Best Teacher)です。
ベストティーチャーは、メールで講師と英会話文を作成し、その会話文を講師により自然な英語表現に添削してもらい、そして英会話のレッスンになります。
ベストティーチャー(Best Teacher)では、仕事でありそうなシチュエーションを選んで英会話ができます。必要な英語を効率よくマスターしたい社会人には特にオススメです。
まとめ
社会人になって英語の勉強をやり直すのに、必要な英語や勉強のために取れる時間は人それぞれです。
しかし、どれだけ忙しい社会人でも工夫次第で英語の勉強時間を捻出することはできます。
英語の勉強で大切なのは継続して続けること。毎日少しでも前進すれば、いずれは仕事で英語が使えるようになります。
「今日はこれしかできなかった」ではなくて「今日はこれができた。明日はもっと頑張ろう」。
そんな気持ちで英語の勉強を続けたいものです(自戒)。