英語を使わないと忘れる?何年かのブランクから戻った小さな習慣

英語を使わないと忘れる?何年かのブランクから戻った小さな習慣

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「前はもう少し英語が出てきたのに」。しばらく英語から離れたあと、そう感じたことはありませんか。こべたろにも、何年か英語にほとんど触れない時期がありました。久しぶりに向き合ってみると、とくに話そうとしたときに、言葉がなかなか出てきません。それでも、まずは読む・聞くから少しずつ始めるうちに、英語にまた慣れていきました。英語を使わない期間のあとに戻りにくさを感じやすい場面と、無理なく英語に戻るための小さな習慣を、こべたろの体験とあわせて紹介します。

英語を忘れた気がしても、ゼロからやり直しとは限りません

英語を使わないと忘れる、というのはよく耳にする言葉です。けれども、しばらく離れていたからといって、すべてを一から学び直す必要があるとは限りません。

ひとことで「英語力」といっても、中身は単語、文法、聞く、読む、話すといった、いくつもの力の集まりです。使わない期間があったとき、これらが同じ速さで同じように衰えるとは言い切れません。どのくらい離れるとどの力から落ちていくのかも、それまでの学び方や、離れていた間の暮らし方によって人それぞれです。忘れるまでの期間に決まった答えはないので、ここからは英語に戻る方法の話をします。

「忘れてしまった」とひとまとめに考えると、気持ちまで重くなります。どこが戻りにくいのかを分けて考えるだけで、再開の一歩は小さくできます。

MEMO

「どれくらい忘れてしまったんだろう」と気になって、再開をためらう方もいるかもしれません。ただ、忘れ方には個人差が大きく、頭の中で考えていても答えは出にくいものです。それよりも、今の自分がどこでつまずくのかを実際に確かめてみるほうが、次の一歩につながります。

使わない期間のあと、戻りにくさを感じやすい場面

英語から離れたあとに「衰えたな」と感じる場面は、人によって違います。よくあるのは次の3つです。自分はどこで引っかかりやすいかを思い浮かべながら読んでみてください。

知っている単語がすぐ出てこない

見れば意味が分かるのに、自分から使おうとすると出てこない。そんな単語が増えたように感じることがあります。「分かる」と「すぐに使える」は、別の力だと考えると気が楽になります。文字で見て分かるうちは、すっかり忘れたわけではありません。まずは、その単語を使って短い文をひとつ作ってみるところから始められます。

音を聞いても意味が追いつかない

文字で読めば分かる英語でも、音で聞くと理解が追いつかないことがあります。聞き取れなかったという事実だけを見ると落ち込みますが、英語の音に触れる時間が減っていたせいかもしれません。いきなり速い英語に挑むより、ゆっくりで内容の分かりやすいものから耳を慣らしていくほうが、無理がありません。

話そうとすると言葉が出てこない

こべたろがいちばん戻りにくいと感じたのは、この「話す」でした。いざ話そうとすると、言いたいことが頭にあっても、英語の言葉としてなかなか出てきません。

話すときは、単語を思い出し、文の形を組み立て、それを声に出すところまでを、その場で一度にこなす必要があります。読むときのように、立ち止まって考え直す時間はあまりありません。そのぶん、話す力は使わない期間の影響を感じやすいのかもしれません。

ただ、出てこないからといって、英語を話す力がなくなってしまったわけではないと思います。こべたろも、焦らず小さく練習するところから考えるようにしています。話す練習の方法は、このあとの章で紹介します。

戻るときは、読む・聞くから始めていい

英語に戻ろうとすると、「話せなくなったのだから、まず話す練習を」と考えたくなるかもしれません。けれども、最初の一歩は、読む・聞くといった「受け取る側」からで十分です。

読む・聞くは、自分のペースで進めやすく、うまくできなかったと感じる場面も少なめです。久しぶりの英語で、いきなり話して言葉に詰まると、それだけで気持ちがしぼんでしまうこともあります。まずは英語を目と耳に入れて、英語がある状態に慣れ直すことから始めると、続けやすくなります。

こべたろも、英語に戻るときは読む・聞くから始めました。英語に触れる時間を少しずつ増やすうちに、英語に慣れていく感覚がありました。話す力を戻す前の準備運動として、インプットは頼れる入口だと感じています。

興味のある英語記事を少し読む

読む入口としては、勉強用の教材にこだわらず、自分の好きな分野の英語記事を少しだけ読んでみるのがおすすめです。趣味のこと、ニュース、旅行先の情報など、内容そのものに興味があるものなら、英語であることへの抵抗が小さくなります。

分からない単語をすべて調べたり、一文ずつ訳したりする必要はありません。全体の意味がなんとなくつかめれば、それで十分です。もう少し読む量を増やしたくなったら、やさしい英語から読む習慣を始める方法も参考にしてみてください。

英語のYouTubeを短く見る

聞く入口としては、英語のYouTubeを短く見るのが手軽です。内容が分かりやすいもの、数分で見終わるもの、また見たいと思えるものを選ぶと続けやすくなります。最初は字幕を使ってもかまいません。

見ているだけで話せるようになる、とまでは言えません。それでも、英語の音に耳を戻し、英語への興味をつなぎとめる時間にはなります。聞くことに慣れてきて、音をまねしてみたくなったら、短い音声から始めるシャドーイングの手順へ進むのもひとつの方法です。

TOEICを「今の自分を知る目印」にする

読む・聞くに少し慣れてきたら、TOEICを受けてみるのも、英語に戻るきっかけのひとつになります。点数を競うためではなく、今の自分の英語がどのあたりにあるのかを確かめる目印として使う、という考え方です。

英語から離れていた期間が長いと、「どれくらい忘れてしまったのか」が自分では分かりにくくなります。分からないままだと、不安だけがふくらみがちです。試験という形で一度測ってみると、思っていたより残っている部分や、これから補いたい部分が見えてきます。また、受験日が決まると、それに向けて英語に触れる時間が自然と生まれます。

こべたろにとっても、TOEICの受験は、英語を思い出すのに役立ちました。今の力を知る手段としても、TOEICは良い目印になると感じています。

なお、一般的によく受けられているTOEIC Listening & Reading Testは、その名のとおり聞く・読むを測る試験です。前の章でお話しした「読む・聞くから戻る」流れとも相性がよい一方で、話す力はこの試験では測れません。話すことについては、次の章で別に考えます。

受験に向けて少し準備をしたい場合は、スマホで問題演習ができるアプリを使うのも手です。こべたろが目標スコアに届いたときに使っていたのはabceedで、詳しくはabceedの料金と使い方の記事にまとめています。

もうひとつよく知られているのが、スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースです。実はこべたろも購入していたのですが、abceedで目標スコアに届いたため、本格的には使わないままでした。それでも、毎日少しの時間で取り組める作りになっている点や、オリジナルのテキストもあわせて購入すると解説が詳しく分かりやすい点は、良いと感じています。

公式サイト(PR):スタディサプリ ENGLISH

abceedとスタディサプリのどちらが合うかは、好みによります。abceedには無料プランがあり、スタディサプリには初回申し込み時の無料体験があるので、実際に触ってみて、続けやすそうだと感じたほうを選ぶとよいと思います。無料で使える機能や、無料期間が終わったあとの料金、解約の期限などは、利用前に公式サイトで確認してください。

戻りにくい「話す」は、小さく話す・書く練習で少しずつ

読む・聞くで英語に慣れてきたら、いよいよ話す力です。いきなり人前で話そうとせず、小さな練習から口と手を動かしていきましょう。人前で言葉に詰まるのが気になるなら、緊張の少ない場所で、自分のペースで練習する方法があります。

AI英会話で、同じテーマを繰り返す

相手を気にせず話す練習ができるのが、AIを相手にした英会話です。おすすめは、一週間ほど同じテーマで話してみること。前の日にうまく言えなかった表現が、翌日また必要になるので、知っているのに出てこなかった言葉を何度も使う機会が生まれます。

こべたろも今、毎日AIを相手に英語で話しています。同じテーマで続けていると、直された表現が覚えようとしなくても口に残っていく感覚があります。始め方やプロンプトは、AIを相手に自分の言葉で話す練習の記事で紹介しています。

1文の英語日記で、その日の表現を拾う

声に出すのがまだ気後れする日は、書くことから始めてもかまいません。その日の出来事や気持ちを、英語で1文だけ書いてみる。毎日違う場面を書くので、「これは英語で何と言うんだろう」という言い方に、AI英会話とは別の角度から出会えます。

書いた英文は、AIに自然な言い方へ整えてもらうと、次に使える表現として残せます。英語日記を1文から再開する方法もあわせて読んでみてください。

毎日完璧に続けなくていい

英語を維持するというと、「毎日欠かさず勉強しなければ」と身構えてしまいがちです。けれども、大切なのは毎日完璧に続けることより、離れてもまた戻ってこられることだと思います。忙しい日や気が乗らない日があっても、次に英語に触れたときに、また少し始めればいいのです。

英語を使う予定が特にないと、続ける意味を見失いそうになることもあります。そんなときは、理由を自分で決めてかまいません。好きな分野の記事を英語で読みたい、いつか旅行先で少し話してみたい、ただ英語に触れている時間が楽しい。どれも立派な理由です。

こべたろの場合は、仕事で英語を使うようになったことが大きな転機になりました。実際に使う場面ができると、「もっとうまくなりたい」という気持ちが自然とわいてきて、それが日々続ける力になっています。使う場面があると、英語は続けやすくなります。大げさなものでなくてもかまいません。自分なりの使い道をひとつ見つけてみるのも、続けるための方法です。

一度離れても、英語はまた始められます。今日は英語記事を1本、短い動画を1本。そのくらいから、ゆっくり再開してみてください。

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