オンライン英会話スクールのベストティーチャー。
他の英会話スクールとは少し違っていて、自分で英会話のスクリプトを作り、それを元にSkypeで英会話のレッスンを受けます。
ベストティーチャーがどんなオンラインスクールかは、次の記事にも書いています。
詳しくはそちらをご覧いただくとして、ざっくり説明すると、
- メールを使って講師と英会話のスクリプトを作成し
- そのメールで作った会話文を添削してもらい
- 完成したスクリプトを元にして英会話のレッスンを受ける
というスクールで、自分に必要な英文を作って学べるのが最大の特長です。
カリキュラムに従ってビジネス英語を学んでも、それが即仕事で使えるものとは限りません。忙しい社会人であれば、自分の仕事現場で必要な英語からマスターできた方が効率がずっといいですよね。
そんな仕事や日常生活で即使える英会話を学びたいと思っている人には、ベストティーチャーはオススメの英会話スクールです。
とても魅力的なオンライン英会話スクールですが、メリット・デメリット、向き不向きがありそうなので、感想をまとめました。
ベストティーチャーの無料体験レッスン
ベストティーチャーに会員登録すると、無料体験レッスンを受講できます。
ベストティーチャーの無料体験レッスンでは、最大3つのシチュエーションの会話スクリプトをメールで作れます。ただし、添削されて返って来たものを見ることができるのは一つのみ。残りは有料会員登録しないと見ることができません。
そして、そのメール添削された英文を使って、Skypeで会話の体験レッスンを1回受講でき、初回のSkypeレッスンが終わると、詳細な評価が届きます。
これは、PDF3ページ半にもなる詳細な評価で、
- リスニング
- 発音
- 語彙力
- 文法
- 表現力
の5技能が評価され、最後に総合評価があります。こんな評価が返ってきました。
ベストティーチャーでは意外と高い評価でした。
ベストティーチャーの通常レッスン
ベストティーチャーを実際に受講してみて、ベストティーチャーならではのメリットがある反面、ベストティーチャーのレッスンの進め方からどうしてもデメリットもある感じました。
ベストティーチャーのデメリット
まずはベストティーチャーのデメリットから。
ライティングの返信をしない限り進まない
ベストティーチャーはライティングレッスンが終わらないと、会話のレッスンができません。
他のオンライン英会話スクールのように、とにかく予約しておいて会話のレッスンを受けるということができないのです。
ところが、ライティングレッスンで次第にネタ切れになってしまったり、ちょっとマンネリ化してきてしまったりすると、ライティングのレッスンが進まなくなってしまいます。
そうすると、ベストティーチャーでは英会話のレッスンを受講することができません。オンライン英会話スクールなのに。
無理矢理にでもライティングを進めること。これができないと、ベストティーチャーを活用できません。
会話レッスンの回数は限られる
ベストティーチャーでは、会話レッスンの回数制限はありませんが、実際には会話レッスンの回数は限られます。
というのも、メールでライティングが終わらないと会話ができないからです。
どれだけのライティングができるかは人それぞれでしょうが、仕事をしながらだと英語のライティングの返信をする時間は限られるでしょう。
実際、ベストティーチャーでは月10回の会話レッスンを目標に設定していて、そのあたりが現実的な目標になります。
他のオンライン英会話スクールでは毎日でも会話レッスンを受講できるので、どちらが良いかは迷うところかもしれません。
会話レッスンはフリートークできないと厳しいかも
ベストティーチャーで会話レッスンを「スクリプト中心」のレッスンで予約しても、実際にはそれだけでは時間が持ちません。
中には、スクリプトの英語を説明してくれて他の表現も教えてくれる先生もいますが、ほとんどはスクリプトを読み合わせるだけで終わります。
そうすると、スクリプトの表現について「もっといい表現はないか」とか「もっと自然な表現はないか」とかこちらから質問しない限り、会話レッスンの時間が余ってしまいます。そうなると、結果として残りの時間は、フリートークのようなレッスンになってしまいます。
そういう意味では、ベストティーチャーは、英会話の初心者の方にはちょっと厳しいかもしれませんね。
ベストティーチャーのメリット
自分に必要な英語から学べる
何と言っても、「自分に必要な英語が学べること」が最大のメリットでしょう。
カリキュラムに従ってレッスンを進める英会話スクールだと、自分では使わないようなシチュエーションの英語も学びます。いつかは役立つ日が来るかもしれませんが、時間が限られている社会人にはやや遠回りにも感じます。
しかし、ベストティーチャーでは、日常生活や仕事で普段起こりそうなシチュエーションの会話を英文にして、その練習ができるので、すぐに使える英語を学べます。
ただし、必要とするシチュエーションにドンピシャで当てはまるものばかりではないので、シチュエーションを選ぶときに多少工夫が必要になることもあります。
例えば、私は、仕事関係でこちらが一方的に説明する英文を作るとき、似たようなシチュエーションがなければ、プレゼンテーションを選んでやっていました。
実際に事前に話す内容の準備ができていれば、いざ英語で話すときにも余裕を持って対応できるので、英語を使うことがあるけど自信が無いという方には特にオススメなポイントです。
先生はネイティブも多い
オンライン英会話スクールの講師の先生は、一般的にはフィリピン人や東ヨーロッパ系の人が多いです。
ベストティーチャーもそうなのですが、アメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランドなどのネイティブスピーカーの先生も結構います。
ベストティーチャーの会話レッスンは、自分が作った英文がベースになるので、ネイティブの講師に自然な英語かどうか見てもらえるのは貴重です。
e-mailの添削が無料でできる
ベストティーチャーは、e-mailの添削というレッスンがあります。
これは、自分のe-mailを添削してもらえるレッスンで、一往復で終わります。
仕事で英語のメールを書くことがあるけど、ちょっと自信がないという場合、添削してもらってからメールを送れるので、とても助かりますよ。
ベストティーチャーが向いている人、向いていない人
ベストティーチャーには、これまで書いてきたようにメリットとデメリットがあります。そして、ベストティーチャーが向いている人、向いていない人がいると感じました。
ベストティーチャーが向いていない人
まず、英会話初心者には、ベストティーチャーは向いていません。会話のレッスンで間が持たないと思います。
また、英作文が苦手な方にっとっては、ライティングレッスンを進めるのが苦痛で、まったくレッスンが進まないということになるかもしれません。
いずれにしても、ある程度の英語力があることが、ベストティーチャーを受講する条件になるでしょう。
ベストティーチャーが向いている人
ベストティーチャーが向いている人は、自分でレッスンを作って行ける人です。
ライティングレッスンで自分の英語を作れる人、会話レッスンでも、例えばスクリプトのレッスンを一歩進めてどういう会話をしたいか、どういうレッスンをしたいかを講師に伝えられる人。
こういう人には、とても魅力的なオンライン英会話スクールと言えるでしょう。
嬉野克也さんの「オンライン英会話の教科書」でも、オンライン英会話で自分でレッスンを作っていくことの重要性が述べられています。
ある程度オンライン英会話を学んだ方で、学習を一歩先に進めたいという方には、ベストティーチャーは向いているオンライン英会話スクールと言えます。
興味があるなら無料体験レッスン
ここまで、ベストティーチャーのメリット・デメリット、向いている人・向いていない人を感じたままに書いてきました。
それでも、自分に必要な英語を学ぶというのは、時間が限られた社会人にとっては、とても合理的な学習方法です。
一歩進んだオンライン英会話を受講してみたい方は、ベストティーチャーで無料体験レッスンを一度受講してみてください。