「飛行機は少々の悪天候でも飛ぶ。」
これまでの経験からそう思います。
ヨーロッパから飛行機で帰ってくるときに、日本海にあった台風の上を飛んだことがあります。飛行機はジェットコースターに乗っているかのような状態でしたが、怖いというよりは「こんな気象状況でも飛行機は飛べるんだ。」と妙に感心した記憶があります。
また、アメリカに行ったときは、乗り継ぎ便の到着が雪で遅れたこともあります。空港でかなりの雪が降っていて除雪作業などが忙しそうにされていましたが、乗継便が到着すると何事もなかったかのように飛行機は飛びました。
飛行機は悪天候でも飛べるようにはできているものと思いますが、逆に大したことがなさそうでも欠航になることがあるようです。
ところで、飛行機が欠航になったとき、搭乗便を変更することはもちろんできますが、払い戻しを受けることもできます。「えーい、もう旅行は取りやめ!」となって払い戻しを受けるときその期限はどうなっているのでしょうか。
期限を過ぎると払い戻しを受けられなくなるので、期限を確認しておくことは大切です。
ということで、調べてみました。
払い戻し期限
悪天候で飛行機が欠航になっときは、予約変更または払い戻しの手続きができます。
この手続は期限があるので早めにしたほうがいいのですが、航空会社や航空券の種類によっても期限は異なってくるので、ややこしいです。
JALの場合
一番すっきり分かりやすいのがJALです。
JALは「出発予定日+40日以内」が払い戻しの期限です。
長くて親切なようですが、40日もあると油断していると忘れてしまいそうなので、早めに払い戻し手続きした方がいいでしょう。
ANAの場合
ANAの場合は、航空券の種類やその後の手続きによって、払い戻し期限が異なります。注意が必要です。
予約変更できない運賃
予約変更できない運賃の場合、航空券購入日以降予約便出発予定日から10日以内が払い戻し期間です。
予約変更できる運賃
予約変更できる運賃の場合、
- 欠航に伴い解約したときは、航空券の有効期間満了日から10日以内
- 解約しなかったときは、予約便の翌日から10日以内
が払い戻し期限です。
スカイマークの場合
搭乗予定日より10日以内です。
エアドゥの場合
エアドゥの場合、払い戻し期限はANAと同じです。
ソラシドエアの場合
ソラシドエアの場合
- 予約変更できる運賃:航空券の有効期間内および有効期間満了日の翌日から起算して10日以内
- 予約変更できない運賃:予約便出発日の翌日から起算して10日以内
が払い戻し期限です。
ジェットスターの場合
ジェットスターは不親切です。
欠航になったときの取り扱いは
空席のある後続便に振り替え、また状況によっては返金をいたします。空港スタッフまたは予約センターにてご確認ください。
ということです。
返金は状況次第のようですね。どういう状況だと返金されるのでしょう?
Peachの場合
Peachの場合、特に払い戻しの期間は明記されていないようです。
ただ、悪天候で欠航になったときの他の便への振替の期間が予約便出発予定日から10日以内とされているので、同じ程度の期間ではないかと思われます。
まとめ
こうして比較してみると、悪天候で飛行機が欠航になったとき、払い戻しを受けるにも航空会社によって取り扱いが異なっていることが分かります。
払い戻し期限を過ぎてしまうと、払い戻しを受けることができなくなるので、期限には注意したいところですね。
ただ、10日以内という決まりが多く出てきていますので、覚えるのが面倒なときは、出発予定日から10日以内に手続きすればいいでしょう。