60歳から多言語に挑戦中——このブログとこべたろについて

スペイン語を始めるきっかけは、ずいぶん前からありました。

職場の近くに、あのアンドレス・イニエスタが住んでいた時期があります。バルセロナ時代から好きな選手で、あの滑らかなボールさばきを何度テレビで見たかわかりません。スタッフが街で何度か見かけていて、「もし自分が会えたら、スペイン語で話しかけてみたい」と本気で思っていました。単純な話ですが、それがスペイン語への一番の動機でした。

でも結局、スペイン語の勉強は一度も始めないまま終わりました。「いつかやろう」と思い続けて、気づけば何年も経っていました。チャンスがあったのに動かなかった。あの時始めていれば、と今でも思うことがあります。

ただ後悔しても仕方がない。それよりも今から始めればいい。そう気持ちを切り替えて、今年ようやくスペイン語を始めました。遅いことは自分が一番よくわかっています。それでも、始めないよりはずっといい。そう思っています。


あらためて、はじめまして

こべたろといいます。60代で、自営業をしながら語学学習を続けています。定年もなく、今もバリバリ働いています。仕事をしながら毎日の学習時間を確保するのは楽ではありませんが、それでも続けられているのは、語学が「義務」ではなく「楽しみ」になってきたからだと思っています。

英語歴は長いけれど、まだ満足していない

英語は中学校から続けています。TOEIC は 955 点で、仕事でも日常的に使っています。数字だけ見ると「できる人」に見えるかもしれませんが、正直なところ、まだ全然満足していません。

特に「話す」ことへの壁は、今も感じています。読む・聞くと、話す・伝えるはまったく別の能力だと、長くやってきたからこそよくわかります。いざ外国の方と向き合うと、頭の中で言葉を組み立てる前に会話が進んでしまう。頭ではわかっているのに口が追いつかない、あの感覚は何年経っても完全にはなくなりません。

もっと自然に、流暢に話せるようになりたい。その思いがあるから、英語の勉強は今も続けています。毎朝シャドーイングを欠かさないのも、話す力を鍛えたいからです。TOEIC の点数に満足して勉強をやめていたら、きっと今の自分はいなかったと思っています。

MEMO

TOEIC はリスニングとリーディングの試験です。高得点イコール流暢に話せるわけではありません。これは受験者として正直に伝えておきたいことです。

今年からスペイン語、完全な初心者として

そして今年、スペイン語を始めました。Duolingo で毎日コツコツ積み上げながら、シャドーイングで耳と口を慣らし、ChatGPT や Gemini に話しかけて会話の練習もしています。英語ではそれなりに積み上げてきたものがあるのに、スペイン語では「Hola, ¿cómo estás?」から始めました。完全な初心者です。わからない単語だらけで、文法の仕組みも最初はまったく見えませんでした。

ところが、この感覚が思いのほか楽しいんです。何もわからない状態から、少しずつ言葉の輪郭が見えてくる。昨日は知らなかった単語が今日は聞き取れる。ゼロから積み上げていく喜びを、60代になって再発見しています。英語でこの感覚を味わったのはもう40年以上前のことで、それをまた体験できるとは思っていませんでした。

これからは、できれば遠い国の言語を一つずつ学んでいきたいと思っています。学んだ先には、その国への旅も待っているかもしれない。語学が旅の入り口になる人生、悪くないと思っています。


このブログでやること

このブログでは、60代からの語学学習を等身大で記録していきます。難しいことは書きません。専門家でも研究者でもないので。ただ、毎日地道に続けている人間の正直な記録を残していこうと思っています。

うまくいったことだけでなく、うまくいかなかったことも書きます。三日坊主になりかけた話も、やる気が出なかった日のことも、正直に書きます。きれいな成功体験だけを並べても、読んでいてもあまり参考にならないと思っているからです。

具体的には、こんな内容を書いていく予定です。

  • 英語・スペイン語の学習記録と、続けて気づいたこと
  • 実際に使った教材・アプリの率直なレビュー
  • ChatGPT・Gemini などの AI を語学練習に活かす方法
  • 60代でも無理なく続けられる学習習慣のつくり方
  • いつか行きたい国の言語と、その国への旅の記録(予定)

特に AI を使った語学練習は、60代にこそ向いていると感じています。自分のペースで、好きな時間に、恥ずかしくなく練習できる。間違えても笑われない。この気楽さが、続けるための大きな助けになっています。このブログでも、具体的な使い方をいろいろ紹介していくつもりです。


語学は才能より習慣だと、本気で思っている

英語を長く続けてきて、ひとつ確信していることがあります。語学に特別な才能はいらない、ということです。

「自分には語学のセンスがない」という言葉をよく聞きます。でも正直、センスがある人とない人の差よりも、毎日触れ続けている人とそうでない人の差のほうが、はるかに大きいと思っています。わたし自身、特別な才能があったわけではありません。ただ長く続けてきただけです。

必要なのは、毎日少しだけ触れ続けること。15 分でいい。完璧でなくていい。間違えても恥ずかしくない場所で練習する。それだけで、ゆっくりでも確実に積み上がっていきます。ある日ふと「あ、聞き取れた」「言いたいことが伝わった」という瞬間が来ます。その瞬間の嬉しさは、何年語学を続けても変わりません。その積み重ねが、上達というものだと思っています。

「60代から始めても遅い」という声は確かにあります。でも、わたしはそう思いません。今日始めれば、10年後の自分は今より確実にうまくなっています。10年後に「あの時始めてよかった」と感じるなら、今日が一番早いタイミングです。年齢を理由に始めないのは、もったいないと思っています。

注意

若い頃と比べると、記憶の定着に時間がかかる場合があります。でも「覚えられない」のではなく「時間がかかる」だけです。焦らず、自分のペースで続けることが大切です。


ゆるく、でも止まらずに続けていきます

毎日完璧にやろうとすると、続きません。それはもう経験済みです。調子がいい日も悪い日もある。やる気がみなぎる朝もあれば、5分だけやって終わりにしたい夜もある。それでいいと思っています。大切なのは完璧にやることではなく、やめないことだと気づいてから、少し楽になりました。

このブログも、ゆるく更新していきます。「語学を始めてみたいけど、自分にできるか不安」「今から始めても遅くないだろうか」と思っている方に、少しでも「自分にもできるかもしれない」と感じてもらえたら嬉しいです。同じように60代から何かを始めようとしている方、やり直し語学に興味がある方、ぜひ一緒にゆるく続けていきましょう。

ぼっけえゆりい。でも本気。

よろしくお願いします。